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高松から徳島へ その1


     もっと高松
 

13:57  香川県高松に到着!しゃべる「親切な青鬼くん」が出迎えてくれる。 青鬼くんはローソンを知ってそうもないので 駅前の観光センターで場所を聞く。 この青鬼は「泣いた赤鬼」(浜田廣介:著)という童話にでてくる青鬼。

「なあに、ちっとも。水くさいことをいうなよ。 なにか一つの目ぼしいことをやりとげるには、きっとどこかでいたいおもいか、そんをしなくちゃならないさ。だれかがぎせいに――身がわりになるのでなくちゃできないさ。」

なんとなく、ものがなしげな目つきを見せて青おには、でも、あっさりといいました。

「赤オニクン。ニンゲンタチトハ ドコマデモ ナカヨク マジメニ ツキアッテ タノシク クラシテ イッテ クダサイ。ボクハ、シバラク キミニハ オ目ニ カカリマセン。コノママ キミト ツキアイヲ ツヅケテ イケバ、ニンゲンハ、キミヲ ウタガウ コトガ ナイトモ カギリマセン。ウスキミ ワルク オモワナイデモ アリマセン。ソレデハ マコトニ ツマラナイ。ソウ カンガエテ、ボクハ コレカラ タビニ デル コトニ シマシタ。ナガイ ナガイ タビニ ナルカモ シレマセン。ケレドモ、ボクハ イツデモ キミヲ ワスレマイ。イツカ ドコカデ マタアエルカモ シレマセン。サヨウナラ キミ。カラダヲ ダイジニ シテ クダサイ。ドコマデモ キミノ 友ダチ 青オニ 」

赤おには、だまってそれをよみました。二ども三どもよみました。戸に手をかけて、かおをおしつけ、しくしくとなみだをながしてなきました。


    
  台風16号は去り、高松は灼熱の日射しで一杯だった。 高松の町は泥まみれでみんな掃除をしていた。 コンビニを見つけて近付くと、店の中がぐちゃぐちゃになっていた。 上の写真は古本屋。 浸水していないローソンで休憩。 目的地を玉藻公園〜栗林公園〜屋島と決めた。 となるとまた駅の方向へに逆戻り。

     
  高松駅から少々歩いたところ(駅から徒歩2分)にある 史跡高松城跡の高松市立玉藻公園。 玉藻の由来は柿本人麿が讃岐の国の枕言葉に「玉藻よし」詠んだことに因み このあたりの海が玉藻の浦と呼ばれていた事によるといわれる。 設計は当時築城の権威であった黒田考高(如水)とも細川忠興ともいわれている。 とにかくきれいな公園。 この城は水門で海とつながっている。 「讃岐の国は海辺の国なれば水練は武道の一班たるべし」 高松藩の水術は水戸藩の水府流を源流とし、水任流と呼ばれる。

     
 

藩の政庁及び藩主の住居として使われていた披雲閣。わきにあったなんだか豪華な水飲み場。灼熱の太陽のおかげでバテバテなので日陰で休憩。


     
  本丸と二の丸を結んでいる唯一の連絡橋の鞘橋。 屋根に池の光が反射してきれいだった。 天守閣は老朽化により明治に取り壊されてその跡に松平頼重を祭った玉藻廟が建てられた。

     
  月見櫓。出入りする舟を監視する役割を持つとともに、 藩主が江戸から帰るのをこの櫓から望み見たので「着見櫓」ともいわれる。

 玉藻公園の開園時間 入園料 大人200円

 午前6:00〜午後6:00 (月によって変わる)


     
  玉藻公園を出て、今度は栗林公園へ。 4キロくらいだけどせっかくなので高松の町を歩く。 先程のローソンを通り過ぎてしばらくすると 高松中央公園(駅から徒歩10分)に着いた。 讃岐漆芸の祖玉楮象谷(たまかじぞうこく)の銅像。 菊池寛の銅像(高松市中央公園)。 「文芸春秋社」の創業者であり、「芥川賞」「直木賞」の創設者。

菊池寛「私の日常道徳」

私は自分より富んでいる人からは、何でも欣(よろこ)んで貰うことにしてある。何の遠慮もなしに、御馳走にもなる。総じて私は人から物を呉れるとき遠慮はしない。お互に、人に物をやったり快く貰ったりすることは人生を明るくするからだ。貰うものは快く貰い、やる物は快くやりたい。菊池寛アーカイブ菊池寛の残したメッセージ

栗林公園まではまだ2〜3キロ!


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1.東京から高松へ

6.高知から松山へその2

2.高松から徳島へその1

7.松山 道後温泉

3.高松から徳島へその2

8.松山その2

4.徳島から高知

9.松山その3

5.高知から松山へその1

10.帰路 

 

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