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北海道への旅

札幌から旭川、宗谷岬へ

    
 

0:44 外を見ると雨が降り出していた。

1:26 函館に到着!

5:30 千歳に到着!

6:06 札幌に到着!しかし北海道についたという実感が全く無い。

昔、昔。アイヌの人々がその大地にやってきた頃、そのフキの下に小さな、小さな女の神様が住んでいた。フキの下に住んでいる神様なので、“フキの下の神様・コロポックル”と呼ばれていた。  コロポックルはこころ優しい、恥ずかしがり屋の神様で、いつもアイヌの人々の暮らしを山の上から見つめているだけで、けっして人々の前に姿を見せなかった。  村の長老が イヨマンテ(熊の霊送りの儀式)で祈るのも、女の人達がムックリをならしながら鶴の踊りを舞うのも、静かに見つめていた。秋が過ぎ、北風が吹きはじめ、冬がやって来た。食べ物が少なくなった貧しいアイヌの家を探しては、夜中にこっそり窓から手を入れて、暖かい季節に貯めておいた、おいしい食べ物や魚などを置いて行くのが、コロポックルの冬の楽しみだった。

ところが、「どうもコロポックルが食べ物を置いて行くらしい」という噂が村中に広がるにつれて、コロポックルはどんな神様なのかと、アイヌの人々は知りたくてたまらなくなってきた。  ある晩のこと、一人の貧乏な男がいつものようにコロポックルが食べ物を置く為に、やって来るのを待ちかまえていた。かわいい手が窓からすぅっと入ってきて、大きなサケをドスンと置いた。その瞬間、男は窓から差し入れられた手をつかみ、ぐいっと家の中にひっぱり、コロポックルを引きずり込んでしまった。男が灯りを照らして見ると、それはフキの葉の下にかくれるくらいの小さな、小さな女の神様で、手や唇のまわりに入れ墨をしていた。男は思わず手を離すと、コロポックルもびっくりして外に飛び出し、一目散に逃げて行った。そして、それっきりアイヌの人々の前に二度と姿を見せなかった。 アイヌの女たちはそれ以来コロポックルと同じように手や唇の周りに入れ墨をするようになった。

 

 

  

 

レンタカーを借りられるのが8:00からなので札幌をぶらつくことに。

一番左は気持ち悪い人形。

味の時計台 「GLAYのサインと記念撮影はいかがですか?」。

有名な時計台。もちろん開いていないので見るだけだが微妙だった。

日本には三大がっかり名所があるらしい。

1位、札幌・時計台、2位、高知・はりまや橋 、3位、那覇・首礼門。

今回の旅で三大がっかり名所を制覇!

1位と2位はたしかに「あれ?」だったが、3位はがっかりはしなかった。

 

 

  

 

北海道庁赤レンガ庁舎

1888年に建築された、アメリカ風ネオバロック様式の建物。

1968年に北海道開基100年の記念として建てられ、当時の姿に復元されている。

北海道大学付属植物園にいったが開いていない。

新渡戸稲造博士が担当した札幌丘珠事件のヒグマが保存されているらしい。

8:00 トヨタレンタリースで車を借りる。

一番右は雪最盛期の北大

 

 

  

 

車に乗って札幌市中央卸売市場へ。適当な場所に車を停める。

市場の人はなめくじのようなえたいの知れない乗り物を猛スピードで運転している。ターレーとかカーレットと呼ばれるらしいが、正式名称は「ターレットトラック」で朝霞製作所という所でしか製造していないらしい。

北海道ぎょれん。市場内で試食をする。

マグロの試食がバカうまで全部食べようかと思ってしまった。

 

 

  

 

10:00 一善というお店で朝ご飯を食べることに。

キャロルファンなのかポスターが貼ってあった。

キャロルは 矢沢永吉の所属していたバンド。

一番右は北海道では有名らしいハッピーピエロ。

 

 

  

 

うに丼 2300円 うにいくら丼 1900円 一善丼 2300円

ネタは美味しいのに、ご飯が美味しく無い!残念!

 

 

  

 

ここからは車で宗谷岬をひたすら目指す。

サザンオールスターズなどを聞きながらひたすらすすむ。

この後しばらく寝る時も頭のなかからサザンが離れなかった。

途中、オロロンラインのほぼ中間点に位置している苫前という場所を通る。

オロロンとはウミガラスの鳴き声からとられた。

苫前は北海道苫前郡羆害事件(大正4年) があった地でもある。

「クマ嵐だ。クマを仕留めた後には、強い風が吹き荒れるぞ」

吉村昭の小説「羆嵐(くまあらし)」の題材にもなった。

ラジオドラマ化もされた。

 

 

  

 

16:44 ついに宗谷岬に到着!

この時すでに台風14号に追い付かれていたため風雨が半端ない!

日本人として只ひとり、世界地図に名前を残した「間宮海峡」を発見した人物、

間宮林蔵の銅像がある。

車でもこれだけ大変なのに、間宮林蔵はすごい。

 

 

   

 

宗谷岬の先端は北緯45度31分14秒にある。

三角錐のデザインは北国のシンボルである北極星の一稜。

塔の中央にあるNの文字は北を台座の円形は平和と協調を表現。

「宗谷岬」

吉田弘作詞・船村徹作曲/昭和49年

流氷とけて 春風吹いて ハマナス咲いて 

カモメもないて はるか沖(おき)ゆく 外国船の 煙もうれし 宗谷の岬

流氷とけて 春風吹いて ハマナス揺れる 宗谷の岬

吹雪が晴れて 凍れがゆるみ 渚の貝も 眠りがさめた

人の心の 扉を開き 海鳴り響く 宗谷の岬

流氷とけて 春風吹いて ハマナス揺れる 宗谷の岬

幸せ求め 最果ての地に それぞれ人は 明日を祈る

波もピリカの 子守のように 想い出残る 宗谷の岬

流氷とけて 春風吹いて ハマナス揺れる 宗谷の岬

 

 

  

 

流氷館(無料)というのが売店の裏にあったので入ってみた。

ただ寒いだけの冷凍庫にはく製が置いてあるだけ。

宗谷岬の周辺では、どこでも日本最北端の記念グッズが手に入る。

ガソリンスタンドで最北端での給油証明の品をもらった。

 

 

 

 

5:30 日本最北端の温泉「童夢」に行く。午前10時〜午後10時まで

ちなみに大友克洋の本で(童夢)というのがある。

また、「ミラクルジャイアンツ童夢くん」というのもある。

平成9年6月にオープンした稚内温泉「童夢(ドーム)」は、港町をイメージした船の形をしており、浴室から日本海に浮かぶ利尻島・礼文島の島影や黄金色に輝く夕日など雄大な自然を満喫することができるらしいが、台風なのでなにも見えず。

とにかくロシアの人が多い!半分以上がロシア人だった。脱衣場にはロシア語の注意書きがある。風呂上がりに休憩所で横になれたので仮眠をとる。

9:00 ふと気付くともう9時だったので出発!

出発してしばらくすると台風の勢いが凄くなって来た。ラジオで情報収集したが深夜にかけてさらにはげしくなるとのこと。川のそばを通る予定だったのでやばそうな予感がしたので、10:30 進むのを止めて開源パーキングシェルターで睡眠をとることにした。

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